iPhoneにはBluetooth(ブルートゥース)が搭載されていますが、Bluetooth製品であればどれでも接続できるというわけではありません。Bluetoothにはバージョンがあり、iPhoneのBluetoothのバージョンに対応する機器を選ぶ必要があります。

今回はBluetoothのバージョンの種類と特徴、iPhone(SE、6、7、8、X、XR、Xs、Xs Max)に搭載されているバージョン、Class、プロファイル、コーデックなどの規格について紹介します。

Bluetooth対応のイヤホンやレシーバーなどの対応機器を購入する前に、どのバージョンを選ぶべきか確認しておきましょう。

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Bluetoothのバージョン一覧

Bluetoothのバージョンと主な機能は以下の通りです。

バージョン 機能
Ver.1.1 普及バージョン
Ver.1.2 2.4GHz帯域無線LAN(IEEE 802.11/b/g)との干渉対策
Ver.2.0 EDR(Enhanced Data Rate)を追加し、データ転送速度が最大3Mbps(従来の約3倍)
Ver.2.1 ペアリングの簡略化
近距離無線通信のNFC(Near Field Communication)に対応
マウスやキーボードのバッテリー寿命を最大5倍延長する省電力機能を追加
Ver.3.0 データ転送速度が最大24Mbps(従来の約8倍)
電力管理機能を強化し、省電力化を向上
Ver.4.0 大幅な省電力化を実現する低消費電力モードBLE(Bluetooth Low Energy)に対応
様々なプロファイルに対応
データ転送速度は1Mbps
Ver.4.1 Ver.4.0を高機能化
自動再接続やLTEとBluetooth機器間の干渉対策
Ver.4.2 セキュリティ強化
データ転送速度高速化
Ver.5 Ver.4.0よりデータ転送速度が最大2倍
通信範囲が最大4倍

各iPhoneのBluetoothバージョン一覧

各iPhoneに搭載されているBluetoothのバージョンは以下の通りです。

iPhone Bluetoothバージョン
iPhone Xs Max Bluetooth Ver.5.0
iPhone Xs Bluetooth Ver.5.0
iPhone XR Bluetooth Ver.5.0
iPhone X Bluetooth Ver.5.0
iPhone 8 Plus Bluetooth Ver.5.0
iPhone 8 Bluetooth Ver.5.0
iPhone 7 Plus Bluetooth Ver.4.2
iPhone 7 Bluetooth Ver.4.2
iPhone 6s Plus Bluetooth Ver.4.2
iPhone 6s Bluetooth Ver.4.2
iPhone 6 Bluetooth Ver.4.2
iPhone SE Bluetooth Ver.4.2

iPhoneのバージョンと同じバージョンの機器を選ぶことで、機能を最大限に発揮することが可能となります。
異なるバージョンの組み合わせの場合は、低いバージョンの性能となります。
また、バージョン3.0より古い機器は互換性がなく接続できない場合があるため、事前に接続できるか確認することをおすすめします。

BluetoothのClass

BluetoothのClassという規格は、電波の到達距離を表しています。

Class 電波を到達できる距離
Class1 100m
Class2 10m
Class3 1m

iPhoneに搭載されているBluetoothのClassは公表されていないようですが、Class2である可能性が高いと考えられています。
Classが異なる機器同士を接続した場合は、低いClassに合わせるため、Class1かClass2のイヤホンであれば、10mの範囲での利用が可能となります。

Class3の1mは非常に短いため、選ぶ際はClass2以上のものを選びましょう。

Bluetoothのプロファイル

Bluetoothのプロファイルという規格は、使える機能を表しています。
主な規格を紹介します。

プロファイル
A2DP 高音質な音楽を、ステレオで聴く
AVRCP 再生や停止、スキップや早送りなどのコントロールする
HSP 携帯とヘッドセットを接続して、モノラル音声をやり取りする
HFP HSPの機能に加え、通話開始操作などもハンズフリーで使用する
DUN 携帯電話でダイヤルアップ通信する

iPhoneに対応したイヤホンであれば、上記のプロファイルはほとんど対応しています。
HSPやHFPに対応しているイヤホンであれば、ハンズフリーでの通話も可能となります。
また、AVRCPに対応していれば、音楽プレーヤーの操作をイヤホン側から行えます。

Bluetoothのコーデック

Bluetoothのコーデックという規格は、音楽の転送方法を表しています。

コーデック 機能
SBC 標準コーデック
AAC iTunesなどで使用している高音質なコーデック
aptX CD音源の原音並の音質
aptX HD aptXのアップグレード版
48kHz/24bitの音源にも対応
LDAC ソニーが発表した新方式
96kHz/24bitのハイレゾ音源にも対応

iPhoneではSBCとAACに対応しています。
より高音質なものはAACとなるため、iPhoneでBluetooth接続する場合はAAC対応がおすすめです。

市販されているイヤホンではAACに対応していないものも多いため、AACに対応しているかは確実に確認しましょう。

あとがき

iPhoneでBluetooth接続をするのであれば、バージョン4.2以上を選択しましょう。
それより古いバージョンの場合は、接続できるかを確認してからの購入が安心です。
また、iPhoneで音楽を聴くためのイヤホンやレシーバーを購入する場合は、AAC対応を選びましょう。