iPhoneで使えるポタアン(ポータブルヘッドホンアンプ)にはバスパワー型のものも存在します。
手軽に使えるバスパワー型ポタアンのメリットやデメリット、おすすめ機種を紹介します。
Contents
バスパワー型ポタアンとは
バスパワー型ポタアンは、iPhoneとLightning接続することにより、iPhoneから電力をもらって動作するポタアンです。
iPhoneの電力を消費しますが、ポタアンにはバッテリーなどが必要なく、小型軽量のものが多いのが特徴です。
バスパワー型ポタアンのメリット
ポタアンにバッテリーがなく軽量
バスパワーの場合、ポタアンにバッテリーを搭載する必要がないため、その分小型化、軽量化されています。
そのため、外出時にも持ち運びしやすく、気軽に高音質な音楽を楽しむことが可能です。
ポタアンへの充電が不要で手間が少ない
ポタアンにバッテリーがないため、充電も不要です。
バスパワー型のポタアンの場合は、iPhoneの充電だけに注意すればOKです。
比較的安価のため、初めてのポタアンへのハードルが低い
バスパワー型のポタアンは比較的安価のものが多いです。
中には1万円を切るものもありますので、試しにポタアンを使ってみたいという方にとっても参入のハードルが低い選択といえます。
バスパワー型ポタアンのデメリット
iPhoneの充電が減る
iPhoneから電力をもらうため、その分iPhoneの充電が減ります。
外出先で音楽を長時間聴く場合には、iPhoneの充電が切れてしまう可能性もあります。
使用頻度が多い、または長時間の使用を想定している場合はご注意ください。
iPhone専用になってしまう
Lightning接続専用になるため、使用できる機種はLightning端子を持ったiPhone等に限られてしまいます。
外出先ではiPhone、自宅ではPCといった使い方はできません。
iPhoneの充電ができない
これはバスパワー型ポタアンに限った話ではありませんが、iPhoneにLightning接続するため、同時にiPhoneの充電はできません。
バッテリー内蔵型と比べると性能は劣る
バスパワー型にはハイレゾ対応のものはありますが、バッテリー内蔵型と比べると性能は劣ります。
音源を最高の音質で再生させるためのものではありません。
おすすめポタアン
Logitec LHP-AHR192
LHP-AHR192はシンプル、小型、軽量といったバスパワー型ポタアンの代表ともいえるポタアンです。
192kHz/24bitまで対応しているため、ハイレゾ音源も再生可能です。
色はゴールドとシルバーの2種類あり、ポタアン単体だけではなく、ハイレゾ対応イヤホンとのセットもあります。
ポタアン単体よりもイヤホンセットの方が安いことがありますので、購入の際には価格の比較をおすすめします。
それぞれの型番は以下の通りです。
LHP-AHR192GD(ゴールド)
LHP-AHR192SV(シルバー)
LHP-CHR192GD(ゴールド・イヤホンセット)
LHP-CHR192SV(シルバー・イヤホンセット)
radius AL-LCH21
AL-LCH21は96kHz/16bitまで対応しており、ハイレゾ音源が再生対応です。
しかし16bitまでのため、ハイレゾ音源のパフォーマンスを最大限に発揮することはできないようです。
本体にリモコンも内蔵されているため、音楽アプリの操作が可能です。
色はブラックとホワイトの2種類があります。
radius AL-LCH81K
AL-LCH81Kは192kHz/24bitまで対応しており、ハイレゾ音源のパフォーマンスを発揮することが可能です。
AL-LCH81Kを接続すると、radiusが出しているアプリ『NePLAYER Lite』のハイレゾ再生機能を無料で使用することができます。
本体にリモコンも内蔵されているため、音楽アプリの操作も可能です。
Cozoy TAKT
見た目にもかっこいいポタアンです。
44.1kHz/16bitまでのため、ハイレゾには対応していません。
本体にはリモコン機能があり、音楽アプリの操作が可能です。
また、マイクも内蔵しており、通話も可能となっています。
まとめ
バスパワー型のポタアンは小型軽量で使いやすい反面、iPhoneの充電を使うため長時間の使用には向いていません。
バスパワー型以外の接続方法についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒iPhoneで使用できるポタアンの接続方法について